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【準難関国立大学合格までの1年間の浪人体験談】浪人生に送るエール!

予備校ですごした浪人時代

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もう何年の前のことになるが、ゴールデンウィークの間延びした空気の中でふと浪人時代のことを思い出した。ゴールデンウィークと言えば大学に落ちた悲しみがそろそろ落ち着いてきたと思ったら、不意に感傷に浸ったりする頃だったような…。

GWを終えて気持ち新たに頑張ろうとする浪人生の皆さんに、エールを込めて体験談を少しお話しようと思う。

 私の話

国立一本に決めていた私は、前期も後期も終わり大学へ行けないとわかった時、やっぱり落ちたかという納得のような諦め半分、口惜しさ半分、といった気持ちだった。直後の時期は、高校の同級生達とおしゃべりしたり、各所に報告をしたり予備校を決めたりして、なんやかんや忙しく過ごせた。予備校が始まってすぐの時期は、周りの環境に慣れるのに力を費やし、切り替えて頑張ろうという気持ちでなんとか乗り切れる。それから1カ月くらいたち周りの環境に慣れると、ぽかんと空いた時間に唐突に、心の中でくすぶっていたあの気持ちに襲われる。

「なんで大学に落ちたんだろう…。みんなは大学生になったのに。みんなが楽しい思いをしている間、新たな道を進み始めている中、私は終えられたはずの中高の勉強をもう一度しないといけない…。人生1年遅れちゃった…。」

自分の成績だと落ちる可能性の方が濃厚だったのに、一緒に浪人する仲間もまぁまぁいるのに、悲しみ、そして口惜しさに襲われる。一人こっそり感傷に浸り、時々涙を流したりなんかもしていたっけ。でもこの苦しみを1年で終わらせるために私ができることは毎日勉強をこつこつしていくことだけなので、とにかくやった。量をやったという意味ではなく毎日勉強をこなしたという意味で。私の予備校は自習室に一人ひとり固定の席があり、夜9時まで開放されていたので、毎日予備校で勉強をして、家ではしっかり休む、ということを徹底した。不安と、とにかく前進するしかない、という気持ちの狭間で毎日悶々としながらも、日々小さな楽しみをみつけて一生懸命生きていた。

勉強に関しては、正直、受験が終わるまで私は自分が伸びているというような実感はなかった。目の前のことを一生懸命こなすので精一杯で、自分がどの位置にいるのか、どれくらい伸びているのかを確かめることをあまりしなかった。しかしなぜか自分は来年には大学生になれる、と頑なに信じていた。志望校に合格できるかどうかはさておき、唯一、センター試験の問題にはあまり困らなくなったことで自分の成長を感じることができた。

直前期になっても、自分の成長を実感することはなかったので、浪人が始まる時に立てた目標をこなせている、という実績のみを信じるしかなかった。そして、毎日祈るような気持ちで過ごしていたのを覚えている。センター試験の前日も、今までちゃんとやってきて、解けるようになって、自信だってついていたのにやっぱり寝られなかった。

センターも二次もとてつもなく緊張して、できないかも、と言う思いが常に頭の隅について回ったけど、テストが始まり集中するとどこか冷静になり吹っ切れた気持ちで頑張れた。こつこつやっていたら、やっぱり解ける問題は増えるし、最終的には成績は伸びていたんだと思う。1年間浪人した後、私は何とか志望校合格を手にした。

私を強くしてくれた物理

浪人時代、特に私にとって貴重な経験だったのは、物理と真剣に向き合えたことだ。予備校では、高校で習った公式も初めて見たと思うくらい何もわかっていなかったのに、任意で選択できる難しい物理の授業をとった。授業では始めに問題を解いて、後から解説、というスタイルだったが、始めの授業では何もわからず、もはや書き始めることもできなかった。少人数制だったので、解いている間先生が回り、時々生徒にコメントしていたりしてたのだけど、私はできなさすぎて何も言われないか、とんちかんすぎて怒られるかのどちらかだった。あまりの公開処刑にこれではいかん、とその日の問題はその日の内に向き合って、「わからないことは聞けばいいや」という軽いスタンスで積極的に質問した。実際質問してみると、わかっていなかったのは公式だったりして、愛ある説教を受けたりした。そうこうしていると、だんだん質問も褒められるようになり、基本がわかると応用もきいて物理の成績はぐんぐん上昇。後で聞いた話だが、同じ授業を取っていた人から、私は物理ができるのになんであんなに怒られているんだろう、と思われるまでに成長した。始めは本当に基本からわかっていなくて怒られていたのだが、、

なんだ、自慢話かよ、と思われるかもしれないが違うんだ。何が言いたかったかと言うと、泥臭く勉強に向き合ってみてほしい、ということだ。自分のイメージなんて後から更新されていく。できないことがあったら、他人の力を借りれば良いのだ。その方が時間の節約にもなるし、記憶にも残る。

振り返ってみて良かったこと

・生活リズムが整い毎日快腸だった

・規則正しい生活で痩せた

・人生で一番こつこつ真面目に頑張っていた

・試験に落ちる悲しみ、先行きの見えない不安、努力する苦しみ、目標を達成する喜びを知れた

他にも小さなことは多々あるかもしれないし、ないかもしれない。

1日のスケジュール

毎朝6時半前くらいに起床

6時半から朝ごはん(→トイレ( *´艸`))

英文の音読、軽い計算など

朝ドラを見ながら準備、出発

予備校でひたすら勉強(夜の勉強タイムは昼寝もしない!)

21時半頃帰宅、軽いご飯、お風呂

23時頃までに就寝(直前期には軽く勉強したけど0時までには必ず寝る)

浪人生へのエール

 自分を信じろ!

 予備校時代はこれに尽きる。先行きの見えない不安で自分を信じることが出来なければ、そこで足がすくんでしまって、前に進むこともできない。目標まで必ず到達しなければいけない道があるが、一歩も動けないのでは叶うものも叶わない。少しずつでいいから前進しよう。受験に失敗して、烙印を押されたような気持ちになったり、落ち込んで時たま涙を流すような人は、悲しみを知っている分絶対に努力できる。自分は大丈夫、そう言い聞かせて頑張ろう。そして、最後には根拠にできるくらい、勉強を積み重ねよう。努力を積み重ねた時、自分が自分にしてあげられるのも信じることだけ。信じることがあなたを強くしてくれる。

 友達は大切に

孤高の浪人時代。それはそれでカッコいい。それで合格できるなら文句なし。しかし多くの人にとって、本気で大学を目指している友達同士なら悪い存在にはならないはず。時に何気ない話で笑い、時に励まし励まされ、時に夢を語る友達は、自分が努力を続けるためにも必要だ。軽い息抜きに一緒に居られる友達は大切にしよう。また、友達と話すことで相対的な自分の成績や勉強量も知ることができるかもしれない。はたまた、良い勉強法や参考書、良い考え方も。しかし、当事者の成績を話題にすると大抵良いことにはならないので注意。共に大学合格を目指し勉強時間を大切にし合えるというのがポイント。

 最後に

大学は人生の1つの選択肢。自分が選んだ大学に落ちたということは、あくまでも自分の理想よりも成績(あるいは勉強量あるいは運)が足りなかったというだけ。理想を追い求めたいのなら許される限り追い求めたらいいと思う。しかし、時間は有限だ。大学に行くこと自体が人生の目標になっていないかどうかだけは一度確かめておいた方が良いだろう。もちろん、今後の人生のために大学のネームバリューが欲しいという理由もアリだ。しかしその場合も本当にやりたいことは何か、それは自分が何年もかかるような大学でしかできないのか、しっかり考えた方が良さそうだ。時間は有限で人生は思っているよりもおそらく短いのだから。ここまで考えて、目標を設定したら、あとはひたすら自分を信じて努力するのみ!努力できることを信じる。成績が伸びることを信じる。自分の道を信じる。どれだけ周りに励まされようが脅されようがなだめすかされようが、自分は自分を信じなければ進むことができない。まずは自分の進路を大まかにでも確認して、自分を信じて努力を積み重ねることが大事。

ここまでとうとうと偉そうに語っている私も、絶賛人生迷い中。しかし、大学は1つの大きな区切りであったことには間違いない。全ての大学を目指す浪人生・受験生にエールを送りたい。

勇気が出る曲

 私は現役時代・浪人時代もっぱらBUMP OF CHICKENで乗り切ったが、挙げるとキリがないので今回は私的に新しく頑張ろうという気持ちになれる洋楽のみご紹介。もう古くなってしまったかもしれないが、勇気の出る良い曲なので、くじけそうになった時には是非。

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