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平成ありがとう!令和元年の始まりに期して。

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令和元年初めての日記

明けましておめでとうございます

ーーと言いたくなるような、変な感覚。4月で変わるならまだしも、5月に元号が変わるなんて。いよいよ、4月30日が終わり、平成はおしまい。5月1日から令和が始まる。元号が変わっても別に人々の日常は変わらないのに、世間では何かにつけて「平成最後」、「令和、令和」と変な感じだ。

 

昔、中高生の時に時たま「君たちは平成生まれか!すごいなぁ」と言われることがあったが、生まれてこの方平成生まれの私にはピンとこなかった。もう平成になってだいぶ経つだろうに、何故にこのようなことを仰せなのだろうか、と。2000年ベビーが大学生になった時には、私にも若干の感慨はあったが、さして歳が変わるわけでもなかったし、やはり平成生まれに驚く人々の気持ちは分からなかった。しかし、新しく始まる令和ーー 

 

5月1日から生まれる赤ちゃんが社会に出始めるようになる頃、私は「君たちは令和生まれか!すごいなぁ」と言っている気がする。時の流れってそういうもんなんだろうな。小さな時には分からなかった、時の流れの感覚がだんだん私にもわかりつつある。

 

天皇陛下が生前に退位されるに際し、日本の歴史や憲法を絡めた記事など、頻繁に新聞に取り上げられ、天皇陛下を拝見する日も増えた。今日(4月30日)などは生前退位の儀式が行われ、首相も挨拶をし、「天皇は国民の象徴」「天皇は国政に関与しない」など大昔に習っただけの知識が、実際にニュースで飛び交った。明日は新しい天皇陛下即位式がある。あぁ、日本は天皇制なんだ、と人生で初めて実感中。

例えば第2次世界大戦が終戦を迎える時、国民はラジオの前に正座して昭和天皇のお言葉を聞いたというが、例えばアメリカが昭和陛下を戦犯として裁こうとした時、天皇陛下は国民にとても支持されていたため取りやめたというが、果たして今の時代にもこのようなことは起こり得るのかと考えを巡らしていた今日この頃。こんなに「平成」「令和」で盛り上がる日本に住んでいて、「天皇は国民の象徴」ということをこんなにも当たり前に受け入れていたと言わざるを得ない。これも生まれてこの方私の全てだった平成が終わろうとしているからこそ気づけたこと。新しい元号の人達に「令和生まれか、すごいなぁ!」と言うのは嫌だけど、元号の変わり目に立ち会うことが出来て、よかった。

 

昭和、平成、令和、など「ええぃ、元号はめんどくさい!西暦に統一してくれ!」という声も聞いたりする。確かに書類などにたくさんの元号のマークを作るのも大変だろうし、西暦の方がいっそ楽、と思う時もある。まぁ日本の伝統だし仕方ない、くらいに思っていたけれど、これも「天皇は国民の象徴」という日本の一体感に通じているのかな、などということを考え出すと、元号は私が思っているより日本のアイデンティティに深く通じている気がしてこれからもずっと大切にしていきたい気持ちになる。もしかしてこれがあの愛国心

 

ともあれ、平成は終わる。令和が始まる。連続した日常の中に大きな時代の節目があるのは、何度も言うけど本当に変な感じ。私の今日と明日で時の流れが変わることはないだろう。だけどこれだけは言える、私の短い平成の人生、何が良かったかと言えば平和だったこと。本当にそれに尽きる、天皇陛下もおっしゃっていたけど。今のんびりブログをかける幸せ。美味しいものを食べれる幸せ。勉強できる幸せ。安心して眠れる幸せ。平和だったからこその賜物だ。人々がたゆまぬ努力をしてきたからとも言えるのだろうが。たまにふと、平和が長く続けば続くほど、戦争に伴う恐れや悲しみを忘れていく人が増えてまた戦争になってしまうのではと怖くなる。平成が平和に終わったことを感謝しつつ、これからの教育や平和を維持する努力も怠らないようにしたい。

 

本当に、平成と令和で何が変わると言うのだろうか。でも、でももし何かが変わるとしたら、おそらくそれは私の意識だろう。多分、日本全国民の意識も。新しい天皇陛下の元で始まる新しい元号、令和。具体的な違いが見え始めるのは何年後だろうか。5年?10年?

とりあえず今後の5年10年をいつか笑って振り返れるように、今後の私に、令和の日本に期待したい。
令和元年が始まりました。これからもよろしくお願い致します。